2月3日の朝
今日は決戦の日です。
いつものように朝早く起きて、桜と歩いて神社に行きました。
3週間前からお参りをはじめましたが、そのころはお参りをしていても誰にも会うことはありませんでした。
1週間前ほどから、人がポツリといることがあり、今日は私たちよりも早く2人ほどお参りに来ている人がいました。
でも、子供は桜だけ。親がお参りに来ているんですね。
年を考えると私と同じような年なので受験生の親なのだと思います。
いつものようにお参りをしたんですが、昨日までは、その日1日、何を勉強するのか?その報告をしていました。
その報告をすることで、今日はこれとこれをやる。というふうに決めてしっかりそれをやり遂げてきたんですね。
いつもは、私が「今日は、過去問を2回分やろう。」などとその日やることをこの場で伝えるのですが、今日は何も言わずに二人で神様の前へ立ちました。
桜は勝手に手を合わせ始めたので、何を言うのかと思ったら、
桜 「緊張をせずに自分の力を120%発揮できますように。」
とお願いをしていました。
きっと緊張をしてはいけない、120%の力を発揮できれば必ず合格できると自分に言い聞かせていたんだと思います。
もう私は何も言うことはありませんので、神様に「桜の味方をしてやって下さい。」とお願いしました。
賽銭箱の前で後ろを振り返ると、白み始めている空が見えます。
深呼吸をして、いつも気持ちを整えています。空気が冷たくて気持ちがいいのです。
そして、「やるぞ。」と気持ちがなるんですね。
私の最後にできることとして、この神社のお守りを桜に渡しました。
3週間前から神社に行く際に着ていたダウンジャケットの胸ポケットに入れてあったこの神社で買った合格のお守りです。
この合格のお守りも私とともに3週間毎日欠かさずに神社にお参りをしていました。
たぶんそのご利益を宿してくれていると信じています。
そのお守りを渡したら、桜は笑顔で「おー、やるぞ!絶対に合格してやる。」と。
気合が入ったみたいです。
本番は周りの雰囲気、異常な緊張感に飲み込まれること無く自分の力を発揮できるかが勝負です。
オリンピックに魔物がすんでいるといわれるように、試験会場にも魔物が住んでいます。
その魔物につかまることなくいつもの力を出せれば合格できると信じています。
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