11月10日のことです。本人もちょっとびっくりの様でした。
公立中高一貫の桜の志望校ではない学校の過去問にチャレンジしたのです。
そうしたら、歯が立たない。どうしよう??という状態になったようです。
とりあえず自分でできるん部分を時間をかけてといて、その後一緒に問題を見直しました。
今まで問題集などで勉強をしてきましたが、やることは同じなんです。
6年生までの基礎問題については勉強を終えていますので、今の桜で解けない問題は基本ないはずなのです。
でも解けないという事実があります。では、なぜ問題が解けないのか?
それは、本番の問題に慣れていないから解けないのです。
中高一貫校の本番の問題は、完全な複合問題です。 ひとつの問題の中に複数の問題がまぎれています。
解答の導き方の流れとしては、
・問題文の条件を整理するとヒントが見えてくる。
↓
・そのヒントを使って答えの元となる数字を計算する。
↓
・計算して導き出した数字を元に解答を導き出す。
というような問題なのです。 初めて問題を解くと面食らうんですね。凄く難しく感じるんです。
だから、
「 中高一貫校の試験問題は1トラップ、2トラップ、3トラップって構成してあるんだよ。
そのトラップを発見できないと答えを導き出せない。」
そう伝えました。
その解けないカラクリを教えてから、桜と一緒に問題を解いて行きました。
ヒントを与えたり、解説したりしながら。そうすると子供の頭が動き出します。今まで習ったことで解くことはできるのですから。
桜は「 こうすればいいのかもしれない。」って試行錯誤をはじめました。
そうなったら、解き方があっているあっていないにかかわらずパパは横で見ています。
そうすると自力で解ける問題も出てくるんです。もちろん、トラップにはまって間違える問題もあります。
そうしたら、「あーあ、ここのトラップに引っかかったね。」と解説をしてあげるのです。
そうすると、ゲームを解いているような感覚で「あー、そこか?やっちゃった。気づかなかった。」となるんです。
それを繰り返すことで問題への適応性が生まれてくるのだと思っています。複合問題も数をこなしてパターンを覚えるしかないですからね。
パターンを覚えることができれば、応用する頭が自然とできてくるはずです。
一番まずいのは、むつかしい問題を目の前にして解けないままにすることでそのレベルの問題に対して苦手意識が植えついてしまうことです。
苦手意識は、「自分の力では解けない。」という自信の喪失につながっていってしまいます。
そうならないために、太刀打ちできないような問題であっても順を追って説明して、頑張れば解けるということを伝えなければなりません。
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