子供に勉強を教えるときに絶対にやってはいけないことがあります。
親が子供に勉強を教えるときには、なんとなくやってしまいがちなことなのですが、学習塾などでは絶対にこういったことはしていません。
それは、子供に対して否定的な言葉を発することです。
「だからいっているでしょ。」
「何でまた同じことをするの?」
「ちがうちがう、そうじゃない。何度言えばわかるの?」
ほかにもいろいろとありますが、勉強を教えている中で、なかなか思うように教えたことを飲み込んでくれずに歯がゆい思いをするのはわかるのですが・・・。
でも、こういった否定的な言葉を発するのは絶対にNGなのです。
これをやってしまうと子供は、【 間違えること = 悪いこと】 となります。
【 悪いこと = ばれないように隠そう 】と考えてしまうのです。
嘘をごまかす、理屈と同じです。その先には、否定的な言葉を発する親、怒る親の存在があるからです。
このように【 間違えること = 悪いこと】 なってしまうのが一番よくありません。
【 間違えること = 悪いこと】 の考えになってしまうと子供の「わかっていない。」ことが親から見えなくなるからです。
子供の「わかっていないところ。」がわからないので、親の側も対処のしようがなくなってしまうのです。
この状態は、勉強が遅れることは合っても勉強が進むことはありません。
受験に挑むわけですから、学力を上げなければいけないのに子供の「わかっていないところ。」がわからないので、取っ掛かりが見えにくくなってしまい余計に親もイライラしてしまいます。
こうなったらもう、悪い方向にどんどん転がっていってしまいます。
子供も勉強がはかどらなくなるのでストレスを感じる。
↓
親も子供もストレスを感じているから、衝突する。
↓
お互いにこっちの気も知らないで!となる。
こんな状態になっては、家族の受験といわれる中学受検を乗り越えられるわけがありません。
その最初の原因となるのが、親が子供に対して発する否定的な言葉であることが多いのです。
親は 、子供と同じ土俵に立ってはいけなくて、大人な視点で子供の勉強を見守らないといけないのです。
これができないと親子の受験といわれている中学受験を乗り越えることは難しいといえます。
もし、勉強のことで子供と衝突してしまうのであれば、否定的な言葉を子供に発していないかを振り返ってみてください。
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