我が家は、公立の中高一貫校を受験をすることになったんだけど、中学受験を決めたときに桜とパパでどんなことを話したのか?
そのときのことを書いてみようと思う。
これから受験に向けてがんばろうとする小学生やその親御さんの役に立てば何よりです。
まず、桜の将来に影響することでとっても大事な話をしようと桜に切り出しました。
夕飯が終わってから、テーブルの上が片ついて私とママと桜の3人で話はスタートしました。
これをスペシャルシチュエーションといいます。この場合は、桜になにか特別な話があると切り出すことで、桜が予期していないこともふくめて前向きにそして真剣に話をする姿勢を作り出す効果があります。
ビジネスの世界であれば、上司が部下に対して「●●さん、二人で大事な話があるから会議室まで来てもらえるか?」というような効果です。
こんなことを言われたら、「えっ?何?」「なにかあったのか?」「えっ、何だ?何だ?」ってなりますよね、そうすることで話をする体制を相手に作らせることができるんですね。
脱線しましたが、 桜は、明確に将来なりたいものがあるわけではない状態です。
ただ漠然と獣医になりたいっていっていたことがあるので、もし獣医になるならっていう視点で話をしました。
まず、もし獣医になるとしたら、大学を出なければならないという話をしました。
大学にもいろんな大学がって、獣医になる場合は獣医科大学を出なければならない。
そして獣医師免許を取るために国家試験を受けてパスしなければならない。
獣医は、今は人気の職業のようで、大学に入るのも難易度や倍率などがあって簡単ではない。
獣医科大学に入るのなら相応の学力が必要でその学力を蓄えるためには、進学校といわれる高校に入る必要があることを話しました。
一言で言えば、 しっかりと勉強をしなければならないということです。
いい高校に入るためにも入試があって、その高校入試をパスしなければならない。
じゃあ、その高校入試をパスするための学力はというと中学で身に着けなければならない。
だからいい高校に入るのならば、中学で学力を上げておく必要がある。
この中学と高校の勉強をしっかりさせてくれるのが公立の中高一貫校。
その代わり小学6年の1年間はみっちり勉強をしなければ入学試験(適性検査)があるのでパスすることは難しい。
早い人は、その入学試験(適性検査)をパスするために4年生から準備に入る。
狙っている中高一貫の学校はそれくらい試験をパスするのが難しい学校である。
正直、今の桜の学力のままでは、試験をパスすることは難しいことも伝えた。
だから、1年間真剣に勉強を最優先して他のことはあきらめてでも勉強をしなければならない。
受検をするなら、 週1回通っていたバレエの習い事は、やめること。
週1回のミュージカルのレッスンは通うのは、息抜きも必要だから続けていい。
だけど中学受験に向けて学力の状態を見てパパが強制的に止めさせるかもしれないこと。
それくらいの覚悟で、1年間集中して勉強に取り組まなければ試験をパスできないこと。
そして、パパは、中高一貫のその学校へ進むべきだと思っていること。
そのために協力は惜しまないことも宣言した。
この協力をすることをしっかり伝えることが本当に重要なことなんですね。子供は、未知の世界へ挑戦をしなければなりません。
正直、この段階で何をどうすれば中学受験をパスできるのかなんて、これぽっちもわかっていないのだと思います。
あるのは、不安ときっとチャレンジしたほうがいいのだろうという漠然とした思いだけです。そこで、親が協力をするということを宣言する事で子供のチャレンジ精神を引き出すことができるものなんです。
もちろん、協力をするといった以上は、親はとことん協力をする覚悟をする必要があります。
また脱線しましたが、
最終的な判断は、受験するのは桜本人だから桜に決めさることにしました。
私は、桜の性格や学習欲なんかを見ていて、受験をしたほうがいいと思ってはいました。
でも、大変な状況に1年間身をおく覚悟が無いのなら、公立に行くという判断は有りだと考えていました。人生は長いですし、中学受験が全てではありませんから。
本当に、いろいろと伝えました。
そして、最終的に桜にどうするかを聞いたんです。
桜の最終的な判断は、受験をするということでした。
そして我が家は受験体制に突入となったわけですね。
桜の決断には、私が受験をした方がいいと考えていることが大きく作用したのかもしれません。
桜の性格から、チャレンジしないという選択肢を選ばないであろうこともこともなんとなくわかっていました。
でも、自分で決断するということが重要なのだと思っています。
たとえ私の考えが大きく影響をしていたとしてもです。
今回の桜に話したことは、今まで桜の考えたこともない視点からの話だったのではないかと思います。
正直、桜が話をしたこと全てを理解しているとも思えません。でも、厳しい一年間を過ごさなくてはならないという覚悟は、この話を通してできたのだと思います。
その覚悟が、押し付けたものであったならきっと一年間は持たないでしょう。桜自身が覚悟をしてそして、親ができる限りの支援をしたときに桜咲くが見えてくるのだろうと思います。
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