受験勉強はいいけど、一体どこまで学力を向上させればいいのか?
このことをしっかりと親が抑えていないと子供に余計なプレッシャーを与えることになります。
親として、子供に余計なプレッシャーなんて掛けたくはないですよね。
中学受験は一位通過を目指すのではなく合格を目指す戦いです。
定員が150人なら1番でも150番でも合格は合格です。
このことは、桜にも繰り返し伝えました。
1番通過を目指すのは、至難の業です。抜きん出た成績が必要になります。
そんなところは、目指すべきではなくて150番までに入ることを目標に勉強をするべきなのです。
でも、親は試験が近づくにつれてあせってきます。
「子供をどうにかして合格させてやりたい。」そう思うのです。子供の頑張っている姿を見ればなおさらです。
すると「 どこかに漏れがないか?」「まだ知らないことが残っていないか?」って考え始めます。
そのために子供には、「点数が悪い。」とか「もっとがんばれ。」などと言ってしまうんです。
当然、子供だって、受験という初めての経験の中でどうすればいいかなんてわからないんです。
ただでさえ、プレッシャーがかかり不安に襲われている中で、親まで浮き足立ってはいけないのです。
ですから、150人中100番で受かることを目指せばいいのです。
ここを間違えると子供は、100点でなければいけない。教わったことは、隅の隅まで全部わかっていないといけないと思い込んでしまいます。
これは、とんでもないプレッシャーとなります。だって、そんなことは無理なんですから。
子供が合格へのプレッシャーを抱えて不安に襲われている中で、親まで浮き足立つことは、本当に怖いことなのです。
過度なプレッシャーがかかり続ければ、受験勉強に対して子供の心が折れてしまう可能性があります。
「もうダメだ!」 これが一番怖いのです。
子供の心が折れてしまっているのに、勉強なんてできるはずがありません。
そうなってしまったら、受験したって受かるはずがないのです。
だから我が家ではこういっています。
パパ 「桜、学校のテストは100点が基本だぞ。基礎なんだから。」
「もし、間違えたら、間違えたところは、即穴埋めをすること。」
「塾のテストは、できる限り高い点数を目指せ!」
「全教科○番以上でないと合格は難しいぞ!先生もそういっていただろ!」
それをごっちゃにして、
「点数をよくしろ!」
「 わからないところを無くせ!」
だと子供は何を目指して勉強を進めればいいのかがわからなくなってしまいます。
どこを目指せばいいのか?それを指示してあげるのも親の重要な役目といえます。
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