桜もそうだけど、基礎の反復を十分にできている状態ではなかったので解けていた難問題が解けなくなるという症状に陥りました。
とはいえ、パパからすれば、せっかく勉強をしてきたこれまでの努力をあきらめるわけにもいかないので
頭をひねって考えたのです。
桜は、確かに難問題を解けていました。何も教えずにいきなりやらせて解けたのだから桜の実力は確かに中高一貫校の入試に対応できるレベルにあったということなのです。
でも今は、そのレベルの問題が解けない。
その違いは基礎力の定着度合いが低いというのがわかったんだけど、ではその基礎力をどのように復活させればいいのか?ということを考えたのです。
行き着いた結論は、基礎をもう1回反復するということでした。
前回は、みっちり1か月かけて、1冊の問題集をやりきりることで算数の学力が劇的に上げることに成功しました。
では、前回と同じく1か月みっちり問題集を反復する時間があるかといえばありません。
算数の問題集にある全ての問題を解き進めるには、もう時間が足りません。
なので、こうしました。
問題集ですから、各ページに
1-1〜1-8
2-1〜2-10
3-1〜3-4
というふうに問題が並んでいますよね。大きな1の中に問題が8つあるイメージです。
どんな問題集でも同じ構成になっているはずです。
この 1-8 と 2-10 と 3-4
いわゆる最後の問題だけを解いていく方法です。
問題集は、初めは優しく、後の方の問題の方が難しくなっていきますよね。ですから、一番難しい問題。その一題だけを解きすすんでいきます。
これは、1度時間をかけて解き切った問題集だからできる勉強法です。
一度この問題集を解き切っていますので記憶はが薄れてはいても頭の中のどこかに眠っているのです。
その記憶を呼び覚ます作業といえます。ですから、全問解くのではなく、呼び起こすきっかけを与えればいいのです。
問題の数を少なく、6年間で学んだすべての単元に触れて記憶を呼び覚ますのがこの勉強法の狙いです。
解く問題の数からすれば、問題集のすべての問題を解くのと比べて1/10程度になるのでどんどん進みます。
30日かかっていたものが3日で総チェックできるわけです。
どんどん問題を解き進む中でも間違えたり、「あれっ?」と解き方がわからなくなる問題が出てきます。
それこそが、記憶がうすれてしまった知識です。応用問題が解けなくなった原因ともいえるでしょう。
この勉強法は、すべての単元のすべての問題を網羅することになりますから基礎力がしっかりよみがえるのです。
基礎力をしっかりと復活させて、気分を新たにまた難しい問題に取り組めばいいと思います。
この方法を使って、基礎力を呼び起こすことでその子の持つ学力をピークに調整することができるはずです。
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