12月20日
公立の中高一貫校の適性検査には、グラフの分析問題は必ず出るといっていい問題なんだけど、グラフの分析とは何か?が桜はわかっていないようです。
一つの視点からしか分析をしていないので、×ではないけど○ももらえない。
△となって10点中3点とか4点とかを取りこぼしてしまいます。
もちろん完璧な分析なんかにはこだわっていないのだけれど、点数を取るためには2つの分析結果を書いてあげればよいと思っている。
それくらいなら難しいわけでもなく、比較的簡単に見つけ出すことができるから。
とはいっても、2つのことをグラフや資料から読み出すのは、相応の考え方が必要にあるし訓練が必要な部分でもあります。
どのように訓練するかといえば、できるだけたくさんの分析結果を書き出させるようにしています。
気が付いたことをとにかく書き出す。
ポイントは、
・大きい/小さい
・多い/少ない
・高い/低い
をそれぞれの1番を意識してグラフを見ていけばいいのです。
例えば、各国のゴミの排出量を表しているグラフだとすれば、1番ゴミの排出量の大きい国、と1番少ない国を意識すればいいでしょう。
そして気が付いたことを書き出しをすることで、グラフの中に隠れている答えのネタが見えてきます。
この答えのネタの中からどの答えが一番いいかを考えて組み合わせて答えを書けばいいのです。
すると、立派な答えができあがります。
一つしかネタがないのにそれをできるだけ長くもっともらしく書こうとしてもで結局内容が薄くなります。
桜は、よく、一つのネタしかないのに4行ある回答欄を一杯に埋めようとして同じ文章の中に繰り返し同じことを書いて文字数を稼ぐというような答え方をしていました。
回答欄が4行あれば3行以上埋めるというのが回答するときの暗黙のルールですからね。
これでは、○ではなく△しかもらえないのです。
でも、ネタがいくつもある中から吟味するだけの力を持っていれば満点に近い点数を貰うことができます。
その差は、4点とか5点という話だけど、換算点にすれば20点近い点数になって合否を分ける点数になってくるのです。
この時期には、自力を上げる勉強と点数を落とさない答え方のテクニックを並行して身に着けていく必要があります。
|