塾での友達とのかかわり方は、中学受検に大きな影響を与えます。
原則は、中学受検を受かる子達と一緒に学ぶ。そういった友達の輪に入るです。
学習塾に入ってもその中で受検に受かる子供と受検に受からない子がいます。
結果的に中学受検を突破したというのではなく、結果はどうであれ真剣に中学受験に受かるための準備をしている子供とそうではないこともがいるということです。
その差は何なのか?
それは、とっても単純なことです。中学受検に受かる子供はやっぱり勉強をやっているのです。
そして、6年生になった時点でしっかりとこれまでに学力を積み上げてきている子供たちなのです。
そういった子供は、勉強の習慣ができていて勉強に前向きです。家庭のバックアップもあるのだと思ういます。
そして、それは中学受検に対する意識の差に現れてきます。学習塾の教室でも積極的な姿勢が出るのだと思います。前に席を陣取る人が多いのです。
それとは逆に中学受検に受からないであろう子達は、とりあえず塾に通っている感があります。
問題も自分で解くというよりも人に答えを聞いたりします。
たとえば、「○○の問題がわからないんだけど答えわかる?」と安易に答えを求めてきたりします。
そして、中学受検は自分との戦いなのに他の人の点数を気にするなどの傾向があるように思います。
点数を気にするというのは、周りの人は小テストで○点くらいを取っているので、私もそれくらいは取らないと恥ずかしいという感覚からくるものです。
この感覚では、中学受検を成功させるのは難しいでしょう。
受かる子というのは、点数に上限がありませんし、あの子は私よりも成績がいいのに私よりも頑張っている。私も負けて入られない。もっと勉強する時間を増やそうという思考です。
この考え方の違いは 、当然成績に現れてきます。
その傾向に気がついて、私は桜に話をする友だと行動を共にする友人を選ぶように指示をしました。
とはいっても、入れ知恵をして○○なこ子とは付き合うな。○○な子と仲良くなれとはいえません。
なので、私が伝えたのはたった一つ。
・学習塾の教室の席は、前のほうをとりなさい。
これだけです。
すると、周りに座っている子供たちはやる気のあるこの確率がうんと高くなります。
実際に、そこで何気なく話す内容は、どうやったら受かるのか?どうやって勉強をしているのか?どんな教材を使っているのか?など生きた受検ノウハウの情報交換をする場になっているようでした。
向上心を持って勉強に取り組んでいる仲間の流れに乗ることが受験勉強をするモチベーションアップや自分に足りないものを気がつかせてくれるいいきっかけを作ってくれる場になるわけです。
小テストひとつとっても教えてもらったことをしっかりと自分のものにしようとする子はやっぱり点数がいいんです。
そして、隣の席のあの子の点数がいつも良ければ、勉強をがんばっている子はそれが気になってしょうがなくなります。
だから互いに「どうやって覚えているの?」「ちょうしはどう?」って声をかけるのです。
そこからつながりができて、勉強を頑張っているグループが生まれます。
すると、勉強する時間とか勉強の仕方とかノートのとり方とかいろんな豆知識なんかを高いレベルで情報交換するネットワークのできあがりです。
その環境に身を置けるか?置けないか?で大きな違いを生むことになるのです。
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