勉強をするうえで「やる気」は、非常に大切です。
受験勉強ですから、通常の勉強よりも取り組む内容は難しくなりますし勉強をする時間についても通常に家庭学習とは違い長いものになります。
ですから、やる気がなくては、受験勉強は続かないと考えています。
受験勉強は、高いレベルの学力を身に着けるための勉強となりますから、勉強に対する意欲がなければ飲み込みも悪くなってしまいます。
呑み込みが悪いということ、学力アップにも影響を与えてしまいます。
もちろん、学力が目指す中高一貫校のレベルに達していなかったら不合格という結果になってしまいます。
だから、受験勉強では、やる気があるのか?これを重視するのです。
やる気があれば、勉強に対しての集中力も上がります。
やる気を充実させて勉強での集中力を発揮させるには、マイナスの言葉を使うべきではないと考えています。
勉強を教えているとこんな言葉が口から出そうになってしまいます。
・早くやれ
・なんでできないんだ
・教えただろ、
・たらたらやっているな
・なんでこんな点数なんだ
こんなマイナスの言葉をかけていても「やる気」は、落ちることがあっても上がることはありません。
マイナスの言葉をかけるよりも、
・前よりもできるようになってるじゃん
・5問連続正解だね
・次回はリベンジしよう、
・大丈夫やることはやっている
・必ず、結果はついてくる
というようなプラスの言葉をかけたほうが子供のやる気は続くのです。
マイナスの言葉でも、怒ったような強い言葉を子供にぶつければ、子供のおしりに火がついて、一時的なやる気は上がることでしょう。
それは、「このままだともっと怒られる。」という恐怖心からの行動です。
でも、そんな恐怖心から絞り出す一時的なやる気なんてすぐにどこかに行ってしまいます。
そして、やる気を絞り出した分、やりたくない気持ちという副作用が現れるのです。
ですから、長く続くやる気を引き出すためにもプラスの言葉で子供をサポートしてあげるのが正しいやる気の引き出し方といえます。
このことを1年間継続してやれるのは親しかいませんよね。
家族の協力なくして、合格はないといわれる中学受験です。子供の様子を見て必要なときにやる気を引き出す言葉をかけるのが親の最大の仕事なのかもしれません。
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