目標を設定して目標を達成する力を小学生のうちに身につけることは、勉強をする以上に重要なことだと考えています。
よくスポーツなどで、全国大会に出場するような子は、集中力が違うなどといわれます。
そして、スポーツばかりで勉強をしていなかったのに、いざ受験勉強をすると、急激に成績がアップして目標としていた学校に受かってしまった。
こんな、事を聞いたことがありませんか?
実際に私の身近には、こういう人がいました。
これは、スポーツを通して目標を設定し、なりたい自分を思い描いて努力し目標を達成する力が備わっているのだと思います。
その力が 【 目標設定術・目標達成術 】 なのではないでしょうか。
この力を身に付けるのは、簡単なことではないと思います。しかし、この力を身に付けるということは、夢を現実にできる力を持っているといえるのではないでしょうか?
この 【 目標設定術・目標達成術 】 を身に付けることができたなら、子供は親からはなれても自分で目標を見つけて目標を達成するということをすると思うのです。
そんな考えから、我が家では家庭の中で 【 目標設定術・目標達成術 】 を身に付けられるようにな取り組みをしています。
娘の桜が、2年生の夏から始めたのですが、学期ごとに目標を設定する様にしています。
初めは、子供にだけ目標を設定させていました。
そして、「目標を立てたのだから、がんばれ!」とエールを送っていたのですが、やっぱり 「がんばれ!」 と言うほうも自分がやっていない後ろめたさもあり、強くいえなかったりするんですね。
強く言ってもどこか子供に対して後ろめたさというのか?やらせている感があったのです。
そんなこともあり、子供と一緒に親も目標を設定すべきと思ったのです。親も子供も平等な条件で目標を作って取り組もうという考えです。
それからは、親子3人(桜・パパ・ママ)で目標を決めて紙に書いて壁に貼り付けて実行するという我家のルールにしました。
お互いがお互いのチェックマンになりますから、早々手を抜けません。自分がやっていないと子供にも「今日は、目標達成した?」といえないですものね。
我家では、そんなルールを作って 【 目標設定術・目標達成術 】 を子供に日々学ばせています。
目標達成できる子供になるための 目標設定法!
ただ、目標を決めて壁に貼っただけでは、絶対に目標を達成することはできません。
目標を書いて壁に貼るだけだと、なんとなくお互いに妥協してしまい、そのうち「まっ、いっか!」で目標は意味に無いものになってしまうことがほとんどなのです。
ですから、我家ではどのような目標を設定して、どのように目標達成のために毎日をすごしているのかをお伝えしようと思います。
まず、目標の設定の仕方についてです。
目標の設定の仕方
目標の設定は、「いつまでに」「何を」「どの位するのか?」 これが書かれていないと目標として役に立たないものになってしまうのです。
例えば、「勉強をがんばる。」 と目標を立てたとします。
でも、これでは、「いつまでに」「何を」「どの位するのか?(どうなるのか?)」 が具体的ではありません。
ですから、「いつまでに」の部分を具体的にしていきます。
といった表現が必要になります。
次に 「何を」 の部分を具体的にしていきますね。
「勉強をがんばる」 でも 「何を」 になっているようにも一見見えるのですが、勉強では範囲が広すぎるので、何をがんばればいいのか?子供が迷ってしまうことになります。
ですから、「何を」 はこのように具体的にしてください。
漢字の書き取り問題を
掛け算九九を
などと何に取り組むのかを限定する必要があります。
最後に 「どの位するのか?」 を具体的にしていきます。
毎日問題集を3ページする
すべて暗記する (どうなるのか?)
このように、どうするのか?を明確にしてください。
この 「どの位するのか?」 を「毎日30分計算問題を解く。」などとすると問題を解く数が気分によってまちまちになったり、とりあえず30分机にノートを広げて向かっていても達成ということになってしまいます。
なので、時間ではなくて例に書いたような表現がいいと思います。
毎日何かをするというように目標を設定した時は、カレンダーに達成できたら印をつけるというようにするとどれくらい出来ているのかが一目でわかります。
すると、「がんばってるかも!」「もう少し、がんばらなきゃ!」と子供が自分のがんばり具合を見れるのでおすすめです。
この3点、「いつまでに」「何を」「どの位するのか?」 がそろって初めて目標が作れたことになります。
目標を立てるなら、まずこの部分に注意をしてください。
我が家では、「学習」「生活」「習い事」 3つの項目に対して目標設定をするようにしています。
「学習」は、このページでお伝えしたとおりですが、「生活」「習い事」 も目標の作り方は全く同じです。
目標の内容は、親から見て子供が達成できるものにしてあげてください。あまりに目標が高すぎるとはじめから「どうせできっこない!」の精神になってしまいます。
これでは、目標を設定した意味がありません。逆効果です。
親から見て、少しがんばれば達成できるというラインで目標は設定してください。
分っているとは思いますが、親が勝手に目標を決めて「桜、今学期の目標を決めておいたからしっかりやりなさい。」なんてことはしないでくださいね。
子供の「うん、がんばる!」を引き出すようにしてください。
そのためにも、親子で一緒に目標を作ることをおすすめします。
「パパ(ママ)もがんばるから、桜もがんばって!」 なら子供の 「うん、がんばる!」 を引き出せるはずです。
子供の「うん、やる!」を引き出せたら目標を子供に自分自身で書かせてください。
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