1センチは何ミリ?は意外と難しい
1センチは何ミリ?
長さは小学二年生で勉強する内容になります。
大人から見れば長さの勉強は、それほどむつかしい内容とは思えません。
でも、子供からするとつまずきポイント満載の内容だったりするのです。
「えっ?」 って思うかもしれませんが、本当にそうなのです。
1センチは10ミリ。
これを理解すればいいだけですから難しくはないと思うのもわかります。
でも、よ~く考えてください。
子供の立場になって考えると
「mm」「cm」
とアルファベットが出てくる
子供によってはアルファベットになじみがない子もいるはずです。
思い当たるふしはありませんか?
それに・・
mmとcmを読み替える
mm=ミリメートル
cm=センチメートル
と読みかえるので頭がいっぱいに。。
よくわからないアルファベットを小学校2年生が変換する必要がありますからね。
短いほうは、センチメートル?センチメートルはmm、cmのどっちだっけ??あれ??
頭が爆発しそうになっている子供の姿が目に浮かぶようです。
そして・・
mmをcmに変換する
10㎜を1㎝に変換しなければなりません。
15㎜を1㎝5㎜と変換する必要があるわけです。
こうして子供の側に立って考えると、意外とやることが多いのです。
このような説明をすると「確かに!」と思ってくれる親御さんは多いようです。
mm、cmの関係を理解していれば
単純な足し算引き算で答えが出せるのですが
1センチは何ミリ?を習い始めたばかりの時は子供には壁が多い内容となっています。
では、家庭学習でどのように1センチは何ミリ?を教えればいいのかをお伝えしていきたいと思います。
センチとミリを教るきっかけ
小学2年生 長さ・定規(ミリメートル・センチメートル)の学習をするきっかけはこんな感じでした。
小学2年生の楓が風邪を引いてしまい1週間ほど学校を休んでしましました。
1週間も休むと授業も進んでしまうので、すっぽりとわからない単元ができてしまいます。
それは、いけないなと思い、体調が戻った週末にパパが家庭教師をしました。
長女の桜の時に、mmとcmで苦戦していたのを見て家で勉強を教えたことがあったんです。
長さ・定規の授業を休んでしまったので次女の楓も同じように苦戦するはず。
そう思って家庭教師をしてみました。
これはその時の学習内容の記録です。
センチとミリを教えてみる
算数の教科書の単元でいうと「長さ・定規(ミリメートルとセンチメートル)」の部分です。
まずは、教科書に沿って教えていきました。
・まずは、 ミリメートルとセンチメートル
楓が、「??」となったのは、
「mm・cm」がアルファベットだということです。
アルファベットに慣れていないので、
・mm
・cm
の記号とミリメートルとセンチメートルの言葉が頭の中でつながらないんですね。
明らかに分かっていない様子です。
※なんだ?マクドナルドが二つ並んだようなマークは?とでも思ったのでしょうか?ね。
・センチメートル = cm
ということが解っていないのです。
でも、これが解らないと先には進めませんからノートの端に「mm=ミリメートル」「cm=センチメートル」とメモを書かせました。
カンニングペーパーです。これを見れば何とかなりますからね。
何度も見ていればそのうち覚えるのでいいのです。
・「1mm」 と 「1cm」 の関係を教える
次のステップは、1mmと1cmの関係です。
これを教科書に載っている図で教えます。
教科書にはちゃんと1mmと1cmを説明した図が載っています。
教科書の図を説明することでわかったかと思ったのですが、これまた楓はピンと来ていない様子。。
これは教えるときの大原則。
解らないまま先には進めない
なので定規を使ってもう一度、1mmと1cmの関係を教えるのです。
まずは、定規を使いつつ話しながらお手本。
定規を手元に置いて定規のメモリを鉛筆の先でさしつつ説明します。てもらって答えさせます。
パパ:
「1mmはこれね。」
「 1cmはこれ。」
こんな感じですね。
次は、定規のメモリを鉛筆の先でさしてもらって答えさせます。
パパ:
「楓。じゃあ1mmは、どれ?」
「 1cmはどれ?」
これを何度か繰り返すと
「まーわかったかな?」というレベルになります。
ここまで来たら問題に突入です。
1mm 1cmの問題を解いてみる
早速、教科書の練習問題にチャレンジしていきます。
パパ:
「2cmってどれ?」
楓:
「ここからここ」 定規のメモリを鉛筆の先で指しながら
パパ:
「楓。じゃあ 5mmは、どれ?」
楓:
「??」
2cmとか5mmとかいろいろと調べたり、はかったりしていると・・
また、mmとcmがこんがらがってしまったようで・・・。
初めにもどって、説明をし直します。
1mmと1cmを説明して、こんどは、定規のメモリを鉛筆の先で指し示しながら一緒に声を出して読み上げてみました。
パパと楓:
「1ミリ、2ミリ、3ミリ、4ミリ、5ミリ、6ミリ、7ミリ、8ミリ、9ミリ、1センチ」
「11ミリ、12ミリ、・・・・・18ミリ、19ミリ、2センチ」
「21ミリ、22ミリ、・・・・・28ミリ、29ミリ、3センチ」
この3センチまでの合唱を何回も繰り返しました。
何回か繰り返していると・・
「あーわかった。そういうことね。」と楓が一言。そしてニコニコしています。
あーこれで、mmとcmの関係が理解できたな。と感じました。
子供ってわかりやすいですよね。
- なんとなくわかっているかも。
- 納得。理解した。
この2つの反応は明らかに違います。
理解した時の反応は違う!
そのあとは、45mm なら 4cm5mm と答えられるようになりました。
○○mm を ○cm○mm に換算できるようになったわけですね。
ここまで切れば心配はありません。
教科書の問題とドリルの問題を解いて「長さと定規」勉強は終了です。
1センチは何ミリを忘れないためのひと手間
実は、私が勉強を教えた後に必ずすることがあります。
これをすると記憶の定着力が違います。
一言でいうと「せっかく覚えたのに忘れた。」がなくなるのです。
それは、抜き打ち質問 です。
我が家では勉強をしてから数時間あけて、抜き打ちの質問をします。
こんな感じです。
例えば家族で夕飯を食べている最中とか・・
パパ:
「1cmは何ミリメートル?」って。
楓:
「えっ?」って顔をしますが、答えます。
間違えていれば、もう一回おさらいで説明をします。
答えられれば、褒めます。
パパ
「あっ、すごい。ちゃんと覚えてたね。」
また、次の日の朝ごはんを食べている最中とかに不意打ちで質問をします。
パパ
「10㎜は、何センチメートル?」って。
これを何回か繰り返すと不安定だった記憶がしっかりと定着します。
教えたたことを忘れていると私もガックリとなります。
そのための学んだことを忘れないひと工夫です。
勉強を教えるのってエネルギーを使います。
のんびり過ごしている休日などであればいいのですが、ようやく休めた休日に勉強を教えるパワーは正直・・・
私が教えたように目で見て、実際に手を動かして学習するのは効果があります。
そして、親の労力もかかります。
そんな中、我が家でも降り入れたのは、
タブレット学習です。
特につまづきやすい「長さ」や「かさ」の単元では目で見て学習できるタブレットは威力を発揮します。
間違えたところをタブレットが記憶して苦手克服のカリキュラムを独自に作ってくれたりとタブレットならではのサービスが増えてきています。
センチ・ミリの勉強はタブレット学習がおすすめ
教えるのが大変という場合には、タブレット学習はおすすめです。間違えた個所を集めて問題集を作ってくれる機能もあるので弱点克服にもいいんです。
授業を聞くように目や耳を使って学習を進められます。「mm」「cm」などの単元で威力を発揮のがタブレット学習といえるでしょう。
こどもが一人ですすめられるのも親にはありがたいですよね。
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