作文力を身に付けるには?

作文力を鍛える

作文を書く力ってなかなか伸びないイメージがありませんか?
書くことに慣れていないと原稿用紙1枚分の作文を書けと言われても鉛筆を持ったまま固まってしまったり。
書いたと思ったら、同じようなことを繰り返し書いていたり。
私にもそんな過去の記憶があります。
でも、作文力って必要だなと思うんです。
中学受験を考えているのなら必ず必要になってくる力といえます。
そこで、我が家で取り入れた作文力を上げる工夫をお伝えしようと思います。

家庭でできる作文力を上げる工夫

文章作成力 = 作文力 をアップさせるために我家でやったことがあります。
答えから言っていきましょう。

日記を付けさせる。

たったこれだけ。
一人で日記を付けさせても続かないのは想像できますから、親子交換日記をすることにしました。
経験から作文力をアップさせるには交換日記をするのが一番だと言えます。
これ、作文力を上げるだけではなく、他にもいろんないいことがあります。
・作文力をアップさせる
・忙しいお父さんとのコミュニケーション
・道徳や一般常識を教えられる
・文字もきれいになります
という4つの効果があります。
娘の桜が、小学生になったばかりのころ、私は仕事が忙しくて娘が起きる前に会社へ、そして娘が寝てから帰宅。
そんな毎日を送っていたので娘と顔を合わせることがほとんどできませんでした。
そのときに我が家で、親子のコミュニケーションをとるためにはじめたのが交換日記です。
作文力を上げるために始めたわけではなかったんですね。
コミュニケーションのためと思ってはじめた交換日記ですが思わぬ効果があることに気がつきました。
それは、文章作成能力が自然と上がっていくということです。
最初のころは、幼稚園を卒園したばかりの娘が書く文章ですから、はっきりいって下手な文章でした。
実際に娘が書いた文章を紹介すると、

パパきょうおしごとうまくいきましたか。
きょうわたしわプールにいきました。
ともだち8にんでいきました。
さくらより

こんな感じです。鏡文字がたくさんありました。
3ヶ月続けるとこんな風に文章が変化しました。

パパへ あしたは日本むかしばなしだね。
きょうあさがおのはなをみたらおもしろいことになっていました。
あさがおは、たいようがきらいなんだね。
れいぞうこのなかにゼリーがはいっているからたべてね。
さくらより

どうですか?3ヶ月でこれだけ表現が豊かになるんです。鏡文字も消えてました。
これが、毎日交換日記をする威力なのです。
でもこの交換日記、ただ日記を交換しているだけではコミュニケーションツールにはなっても作文能力をアップさせることはできません。
子供の文章作成力(作文能力)をアップさせるにはコツがいります。
それでは、子供の作文能力をアップさせる交換日記の仕方をお伝えしていきましょう。

作文能力をアップさせる交換日記のコツ

交換日記を始めるに当たって、基本は、【子供が書いて → 親が書く】 このパターンがいいと思います。
日記の内容は子供の自由です。
子供がその日、

  • 何をしてどんな思いをしたのか?
  • どんな経験をしたのか?

を書いてもらい、それに対して、親として回答をしてあげる。そんなパターンになります。
交換日記を始める前に、

 

さくらが毎日何をしているのか教えてほしいんだ。パパも毎日お返事書くから。




と交換日記をする目的を伝えることもわすれずに。
娘が小学校に入ってすぐに交換日記を始めたのですが、ジャポニカ学習帳のこくご用8マスのノートを買ってきました。
1ページで190文字くらいしか書けません。
その1ページを半分づつをお互いに使っていましたから、5行(80文字)くらいの短い日記からスタートしました。
内容よりも続けることが大事と思っていたので短い文字数でよかったのです。
続けているうちに文章を書く力がついて、「あれもこれも伝えなくちゃ!」と伝えたいことがたくさん出てくると文章に量も自然と増えていきます。
子供は一生懸命、その日にあったことを伝えようとしますから。
そのときに参考にするのは、毎日見ているパパの文章です。ですから、親が書く文章に子供の文章は近くなっていくものなんです。
逆を言えば、親が子供に書いて欲しい文章をイメージして返事を書けば子供の真似て同じような文章を書くようになります。
例えば親が、

今日は、疲れました。
でもお昼に食べたご飯は、おいしかったです。
明日もがんばろうと思います。

こんな文章を書いていたら、

今日は、大変でした。
でも給食はお替りをしました。
友達と公園で遊びました。

子供もこんな文章を書くことになります。
最初は、文章で伝える力がありませんからうえのような文章になるでしょう。家の娘もそうでした。
でも、交換日記を続けているうちに親の書いた日記を見て自然とまねて文章を書くようになります。
そして、徐々に文章を書くための引き出しが増えていくように思います。
結果、作文力が上がっていったのでしょう。
返事を書く際に気を付けたのは

  • 誰が
  • どこで
  • 何をして
  • どうだったのか?
  • 自分はどう思ったのか?

という、文章の基本部分をしっかりと含んだ日記をかくということでした。
すると子供の日記も同じような文章を書けるようになっていきます。
文字も同様です。親が汚い字を書いていると子供も汚い字になっていきます。だから、意識してきれいな字を書くように心がけました。
そうすると子供も精一杯きれいな字を書こうと努力します。それが毎日続くのですから、自然ときれいな字をかけるようになっていくのです。
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