地図って覚えていなくても何とかなってしまうもので、例えば、「山口県がどこにあるのか?」と言われた時に「確か、ここらへんだと思ったけど?」と大人でも正確な位置が分らない人は結構いるように思います。
でもこれって、日本地図を覚える機会を持たなかっただけだったのではないかと思います。
社会の勉強と言う意味と一般常識という意味で我家では日本地図を子供に覚えて欲しいなと思いました。
日本地図を覚えるために我家でしたこと。それは、【おおきな日本地図をリビングに貼り付ける。】でした。
本屋さんに行けばどこにでも売っているような日本地図です。ちなみに我家に貼り付けてある地図はこの地図です。
972円 |
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※この地図は小学生用の指導要領準拠です。
いろんな本にも、リビングなど部屋に地図を貼るといい。と書いてはありますが、実際のところただ日本地図をリビングに張っただけでは、子供は何も覚えませんしあまり効果はありません。
やっぱり、ここでも子供に地図への興味を持たせることが必要になってきます。そのたためにやったことは、
・旅行などで行った事のある都道府県や親戚が住んでいる都道府県を一緒に探す。
こんなことから地図に慣れることをはじめました。
初めて子供と日本地図を見る時に、注意しなければならないことは、「貼ってる地図とは一体なんなのか?」を説明してあげることです。
子供は、地図が良くわかりません。これが日本地図だよと言っても日本地図自体が始めて触れるものです。
だから、
親 「今、桜が住んでいるこのお家は、ここにあるんだよ。(住んでいる県をさして)」
子 「へぇ~。」
親 「それでね、ここは日本って言う国なの。これが日本。すごい大きいんだよ。」
親 「○○おじちゃんは、とおくにすんでいるでしょ。どこに住んでいると思う?」
子 「わかんない。」
親 「○○おじちゃんが住んでいるのはね、ここ」
子 「へぇ~」
こんな会話をしながら、地図への興味を高めて行きました。
そのうちに、「じゃあ、○○おばちゃんが住んでいるのは?」なんて質問が出てきたら興味が出てきた証拠です。
興味がある状態にすれば、子供は乾いたスポンジ状態になりますから、
- 旅行で行ったことがあるとっころ
- 雪が降るところ
- 日本一高い山があるところ
- 海が無いとこと
- 子供が好きな食べ物が取れるところ。
などなど
子供の興味の輪を広げてあげてください。
日本地図に興味を持ってくれたら、あとは、知識を定着させるようにしなければなりません。興味を持つだけだとその場限りで終わりになってしまいます。
日本地図を覚えるには!
子供に日本地図への興味を持たせる。これが第一段階です。
興味を持ったら、次にするのは覚えるステップです。
どの勉強でもそうですが、興味付けをせずにいきなり覚えると言うステップに入ってしまうと、子供は拒絶反応を示すことが多いようです。
拒絶反応ではなくても、いやいや覚えるとか・・・。気分も悪いし能率も悪い勉強になってしまいます。
そうならないための興味付けをしっかりする。我家ではこれを大切にしています。
さて、日本地図の覚え方ですが、知識を定着させるためには、我家でやったことはゲームです。
そのためにお風呂をつかいました。
娘と一緒にオフロに入る前に
「今日は、お風呂でどっちがたくさん県を言えるか競争しよう。」
「しりとりみたいに知っている県を交互に言っていって、答えられなくなったら負け。」
「どお?おもしろそうでしょ。」
そういったら食いついてくるかと思いきやダメでした。(^^;
なので・・
娘に見えるようにリビングに貼ってる日本地図の前に座って、都道府県を覚えているフリをしました。
そうしたら、娘が食いついてきました。
子 「パパ何やっているの?」
親 「お風呂で競争するから、負けないように覚えているの!」
子 「パパずるい。」
親 「だってパパ負けたくないもん。」
子 「私も覚える。」
そういって私が座り込んでいた場所を取ってしまいました。
で、ようやくお風呂の中でのゲームとなったわけです。
一度お風呂の中でゲームをすれば、買った負けたでなんだかんだ楽しいものです。
親子でお風呂の入るたびにこのゲームを繰り返します。
「北海道 → 長崎 → 京都 → 東京 」といったふうに。
何回かこれを繰り返すと親も真剣になるくらい子供は県名を覚えてしまいます。地図も同時に見ているわけですから、大体どの場所に何県があるのかを覚えてしまうのです。
で、たまに「福井県ってどこ?」なんて聞くとさっと「ここだよ。」と言った具合になります。
【こちらが言った県名を迷わず指でさせるようになる。】
これで知識として地図が定着したかを見ていました。
一度地図を覚えると、旅行に行くとき、ちょっと遠出をする時、仕事で出張なども「今日は、ここから○○にいくよ。」とか「今日は、○○に行ってきたよ。」と地図を見ながら話をすることでどんどん知識が深まっていきます。
地図を起点にその土地の名産品や名所などを少しずつ生活の中で伝えていけば、それは子供の頭の中に知識として蓄積されて行って本当の意味での社会の勉強なるのだと思っています。
地図を楽しく勉強し続ける方法!
地図に興味を持たせた後に継続的に我家でやっている勉強法を紹介したいと思います。
一時だけ、親が色々と演出して地図を覚えさせるのは、そう難しいことではありません。
でも、長い学校生活を考えると一時だけ地図を覚えただけでは、あまり意味が無いと思うのです。
とはいっても、毎回親が付き合って地図の勉強をさせるのも難しいと思います。
我家でも、私が働きかけて桜に地図を教えていても、私自身がそのうち続かなくなることはわかっていましたので、違う方法で地図の勉強を続けようと考えました。
そこで始めたのが、無理なく楽しく続けられる地図の勉強法です。
やり方は、とっても簡単です。
世界地図・日本地図の本を買ってきます。
小学生ですから色々な子供の興味をそそりそうなイラストがたくさん入った地図がいいと思います。
これを、テレビの脇において置く。たったこれだけです。
簡単でしょう。
地球儀もいいかな?とも思ったのですが、まず地球儀を置くスペースが我家になかったこと。(^^;
それと、地球儀にはイラストが入っているものがないので断念しました。
我家では、日本地図は壁にもトイレにも貼って勉強をしていますので、テレビの脇に置いたのは世界地図にしました。
もちろん、日本地図を一緒に置いていただいてもいいと思います。
子供の興味を引き出さないといけないので、楽しそうな世界地図ということで探しました。
イラストたっぷりで、開いたらなんとなく楽しそうで、眺めてしまいそうな世界地図!そんな世界地図はないかと探して見つけたのが、『
はじめまして せかいちず』 という世界地図です。
せっかく探して手に入れた世界地図も、ただ、テレビの脇に地図を置いておくだけでは、インテリアになってしまいます。
それではもったいないので、我家ではこのように地図を使っています。
夜とか、休みの日に家族でテレビを見ていますよね。例えばバラエティ番組やクイズ番組で世界各国をめぐったり紹介したりすることがあると思います。
そんな時に、
親 『ミラノだって、なんかおいしそうなお店がいっぱいあるところだね!』
『ミラノってどこにあるかわかる?』
子 『う~ん、わかんない・・』
で、地図を広げて
親 『ほらここ!長靴みたいな形してるでしょ。ここがイタリアでミラノのある国だよ。』
『ほら、これコロッセオ。見たことあるでしょ。歴史の漫画で・・』
子 『見たこと有る。へぇ~、イタリアってこういう形してるんだ。』
こんな、やり取りをしています。
いつもテレビを見るときには地図、地図と思っているわけでは有りません。
そういえば最近、地図を開いてないな?と思ったらこんなやり取りを親からするといった具合です。
あまり意気込んでも、桜も楽しくテレビを見ることができないくなってしましますからね。
テレビで映像を見て、地図で確認して、今まで学んだ知識とリンクすることなどがあるとあっという間に忘れない記憶として子供の頭は知識を吸収してしまうようです。
『気軽に、気が付いた時に』そんなスタンスでこの方法を続けるだけで効果があると思います。
ぜひ、試してみてください。
我家のテレビの脇においてある世界地図はこれです。
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