通知表は、貰ってきたらさっと目を通して『ハイおしまい。』ではいけません。
通知表を貰ってきたら親として必ずしなければならないことがあります。
それは、通知表を見て『評価』することです。
学期が終わると必ず通知表を持って帰ってきます。その時に我が家では、評価をしています。
これは大変重要なことだと考えています。だって子供ががんばって取ってきた成績です。なので、いいところ悪いところをしっかりと見て親の目から見てどこが良かったのか?何が悪かったのか?これから何をすればいいのか?
そういったことを子供に伝えてあげる機会を作っています。
通知表には、本当に色んな情報が詰まっています。勉強でもどんなことが出来て、どんなことが苦手なのか?生活面で足りない部分も見えますし、何を学校で頑張っていたのかもわかります。
それをじっくりと見て何が足りないのか何が優れているのか?それを見極めるのです。
通知表には○が付いているので、教科ごとに国語・算数・理科・社会・音楽などと見ていくとそれぞれ出来ている部分と頑張らなければいけない部分がわかりますよね。
それに加えて、各教科で出来ていない部分だけを見ていくとたいていの場合共通することが出てきます。
例えば、
国語では、「順序に気をつけて文章を書く」 = がんばろう
算数では、「習ったことを生かして筋道を立てて考える」 =がんばろう
だったとすると、物事に順序をつけて考えるのが苦手なのかな?といった具合に子供の弱い部分が浮き彫りになってくるのです。
生活面のほうを見てみると、「身の回りの整理整頓」「学習の準備」が、がんばろうになっている。
そうすると、物事に順序をつけて行動することも出来ていないな?のが見えてくる。
そこで、物事に順序をつけることができれば、全部が上手く直るかもしれないとわかるのです。
それがわかったら、子供に、がんばったことについてはがんばったねとほめてあげる。
がんばらなければいけないことを全部伝えると子供は結局何をすればいいのかがわからなくなってしまいます。
だから、親が何を一番直さなければいけないのかを通知表から読み取って伝えてあげるのです。
この場合であれば、
それが出来るようになったら、もっと「よくできる」が増えると思うよ。
このように伝えるのです。
そうすると、「子供は一番しなければいけないことは何かを注意すればいいんだな!」と理解できるし、実践しやすくなるのです。
我家では、こういった評価を毎回通知表を持ってくるたびにしています。
まだ小学生ですから、自分で足りない部分を発見して改善するなどということはできません。大人の私たちでも難しいことですから・・・
ですから、親が目標を立ててあげてそれを意識させる。これをするだけで子供は自ら成長する癖をつけることができます。
もう一つ子供の通知表を評価をする際に注意しなければならないことがあります。
それは、評価の伝え方です。この伝え方を間違えると子供のやる気引き出すどころか、やる気を失くしてしまうこともあります。
では、子供のやる気を引き出す評価の伝えかたをお伝えします。
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