失敗にも、 「失敗は、成功の素」 になる失敗と 「してはいけない失敗」 があります。
親がこのことを知り子供に教えないと、子供はどんな失敗でもしていいと理解してしまいます。
そうなっては、大変です。
では、 「失敗は、成功の素」 と 「してはいけない失敗」 の境界線はここです。
- 同じ失敗をしてはいけない
- 人様に迷惑をかける失敗はしてはいけない
- 警察にお世話なにるような失敗はしてはいけない
親はこのことを子供に伝える必要があります。
そしてこの3つの失敗でなければ、一回目の失敗は親として目をつむってあげてください。
我家では、そうしています。
私は、失敗もよい経験と考えるようにしています。
「失敗は、成功の素」といったのに細かい失敗をするだけで怒るなんてことはしないようにしてくださいね。
一度子供に約束したことや教えたことを親が曲げてしまったり破ってしまうと子供は、何を信じればいいのかが分らなくなってしまうのです。
「失敗は、成功の素」 と子供に教えたのなら、1回目の失敗は多めに見てあげるようにしましょう。
では最後にもう1つ、「失敗は、成功の素」を教えた後に親が注意すべきこと をお伝えします。
注意!「失敗は、成功の素」の落とし穴!
「失敗は、成功の素」を教えたら、娘は何でもやりたがるようになりました。
例えば、「朝日小学生新聞」 を見ていて何か面白そうな参加型イベントがあったりすると 「これやってみる?」 と聞きます。
するとたいてい 「うん、やる。」 と答えるのです。
桜は、ダンスを習っているのですが、その流れで日本舞踊を習ってみる?といえば、「やる。」 といいますし、タップダンスって面白そうだからやってみたいとか・・
なんでもとにかくやりたがります。「失敗してもいい。」という気持ちがあるからでしょう。
でも、まだ小学生ですから、どこまで欲張っていいのかがわからないのです。
自分の欲求のままに習い事をしていったら、必ずパンクしてしまいます。勉強もそうです。
小学生ですから、学校の勉強・学校での人間関係など学年があがればあげるほどどちらも複雑さを増していきます。
それに加えて習い事となるとどれも中途半端になるか、一生懸命取り組んでも24時間では足りなくなり子供の心と体がボロボロという最悪の結果となります。
ですから、親が子供が何に取り組むべきなのかをしっかりと見極める必要が出てくるのです。
我が家でも、私の独断で2年生から3年生にあがるときにいきなり習い事をやめさせたりしています。
そのほんの数ヵ月後に学校で人間関係のトラブルに見舞われました。クラス替えで、クラスのメンバーがガラリと変わったのがその原因です。
習い事と勉強と遊びでめいいっぱいの生活をしていましたから、もし、そのまま習い事を続けさせていたらおそらく娘はパンクしていたことでしょう。
でも、習い事をひとつやめさせていたおかげで時間的な余裕があったので何とかそのトラブルは切り抜けることができました。
「失敗は、成功の素」を教えることは、子供の物事に取り組む前向きな姿勢を作るのに非常に有効だと思います。
でも、「失敗は、成功の素」を教えたなら、子供がパンクする前に親がブレーキを掛けられるように常に子供に注意を払ってあげる事が大切になってきます。
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