小学館の通信添削学習 ドラゼミ の評価

どらゼミは、「教科書を超えた学力を身に着ける」とうたっています。
学校の勉強の予習復習だけではなく考える力を付けることを意識しているのがサンプルを見ると感じられます。
図形の問題が多かったり数字を使ったパズル用の名問題や言葉遊び的な問題など考えさせる問題が差し込まれています。
これは、100ます計算で有名な陰山先生がアドバイザーをしているという部分で納得な感じがします。
毎月教材が届きますが、小学2年生は、国語と算数で毎日各教科を交互に進めていきます。
内容は、基本学習とがんばるプラスで構成されています。
学校の予習復習のみということなら、基本学習だけに取り組むという方法もありかと思いました。
ただ、プラスαを勉強するがんばるプラスに手を付けないのはもったいない気もしますが・・・。
小学2年生のがんばるプラスでは、作文や図形の問題、基礎問題の反復などに取り組みます。

学校の勉強には追いついていて、柔軟な考え方、いろいろな考え方を身に着けさせたいと思ったらどらゼミはいいのかもしれません。


ドラえもんーがテキスト描かれていて子供の興味をそそりますし、クイズのような頭を考えること必要な出題もありますので、学校の勉強の応用編とはまた違った内容だからです。
考えることが好きな子供は、学力に関係なく頑張ればついていける内容かなとも思います。
テレビドラゼミというテレビでドラゼミの受講ができるオプションもあります。
このテレビドラゼミは、冊子版の補足的に使えるテレビで授業を受けるシステムです。

勉強の難易度

学校の勉強の延長と教科書にはないような問題が出題されます。
ただ習ったことをできるようになるというのではなく頭をひねるとか考えるといった部分を意識しているのだと思います。
毎月届く冊子には、基本学習の部分と頑張って取り組む学習。
基本と応用の2つが入っているので、予習復習と受験応用を兼ね備えているといっていいと思います。
取り組む時間は、毎日20分程度の内容。
単純に学校の予習復習をする構成では無いので難易度を測るのは難しいのですが、基本的には学校の勉強には付いていけている子どもが取り組む内容だと思います。
難易度はそれなりにあると考えたほうがいいのですが、

  • 考えることが好き
  • パズルをとくのが好きな

そんな子供なら取り組ませるのもいいのかもしれません。

価格について (小学2年生の受講料金です。)


冊子版 3,333円/月
テレビ版 648円/月
冊子+テレビ版 3,888円/月


 ※テレビ版は、冊子版を受講するのが必須条件です。

勉強の習慣が付けやすいか?

毎日の勉強は、国語と算数の2教科をそれぞれ10分程度の計20分の勉強となっています。
子供の取り組みやすさドラえもんキャラクターがテキストにちりばめられていたり漫画形式で問題が出題されたりと興味を引く紙面となっています。
そういった意味では、子供が取り組みやすいといえるでしょう。
ただし、内容的には考える力をつけることを意識していますので学校の勉強とバッチリ内容が重なっているかといえば疑問があります。

勉強に役立つツール充実度

小学校2年生に配られる勉強ツールは、

  • 年間カリキュラム
  • かん字まるおぼえブック
  • 九九ゲーム機
  • 毎月の添削テストは、B4サイズで国語・算数各1枚ずつ。
  • 「漢字・計算王テスト」「学年末実力診断テスト」が年1回実施されます。

回答冊子の充実度(親向け情報)

小学館 ドラゼミの資料を実際に取り寄せてみましたが、親向けの「回答ガイド」的なものが送られてきませんでした。
「回答ノート」というものがあるにはあるのですが、

  • どんな内容なのか?
  • 親が教えるときの参考情報がどれくらい載っているのか?

そこがわからず、教える側へのサポートの充実度は、不明です。ちょっと残念です。
インターネットで学びたい漢字を選んで漢字書き取り問題を自動で作る「漢字問題作成サービス」など他社の家庭学習教材よりも充実した部分もあります。
学校の勉強プラスアルファで考える力を身につける内容には共感できるのですが、教える側の親向けのサポートの内容が分からないのは、大きなマイナス点です。
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