こんなにある!反復学習のメリットとは?
1年生の時に最低限すべきことですが、
- 国語の教科書を毎日10分音読する
- 足し算引き算を毎日10分解く
この2つのことをすればいいでしょう。これが、反復勉強の内容です。
まずは、具体的な方法の前に反復学習は「こんなにメリットがある」を伝えしておいたほうがいいでしょう。
同じ事を繰り返しているだけだと本当に効果があるのか?そう思うかもしれませんがだまされたと思って続けてください。本当に効果がありますから。
勉強の習慣をつけるという意味でも効果がありますしね。
必要なものは、学校で配られる
- 国語の教科書
- 計算カード(足し算・引き算・繰り上がり足し算・繰り下がり引き算の4種類)
この2つがあれば大丈夫です。
国語の教科書の音読で得られること
国語の教科書の音読は、学校の授業で習っている箇所を音読するといいでしょう。
声に出して読むことそして繰り返し読むことで、文をスラスラ読めるようになっていきます。
すらすら読めるようになってくると文字への理解度が上がっていきます。たどたどしく読んでいると内容も理解できませんからね。
繰り返し声を出して読むことで内容が自然と頭に入っていきます。
繰り返し読むことで頭に入った内容と文章の構成も自然と整理されていきます。
学校の授業で先生から「○○さん、ここの部分を読んでください。」なんていわれてもあせることもありません。
読んでいる文章の内容を理解できていれば、授業で教わるその他のことにも意識を向けられます。
文中に出てくる漢字や語句を覚えます。そして繰り返すことで漢字や語句が記憶に残ります。
そして、いつの間にか自分の会話で覚えた語句を使えるようになっていきます。
授業で教科書を開くだけだと習ったはずの語句を使えるようにはならないのです。
こういったことを通して、子供の会話の幅がふくらんできます。教科書は、「話す・聞く」で必要なことも詰まっているんですね。
小学1年生ではじめてもらう教科書の文章は、小さい「つ」もそうですし「で」「だ」等の濁音も少ないんです。
読みやすく、そして順を追って必要なことを覚えられるように工夫されています。
これを読まない手はありません。最高の教材といっていいでしょう。
足し算・引き算の計算カードの反復学習で得られること
足し算引き算の計算カードは、同じ計算を何回も繰り返すことになりますのでスラスラとできるようになっていきます。
していただければ数百円で販売をしているサイトがありますので購入することをおすすめします。
スラスラとできるようになっているのに繰り返しても・・・。と思うかもしれませんがそこにこの反覆学習の本当の意味が隠されているんですね。
時間を計って繰り返し同じ計算をしているとす、自然とスピードをあげて計算するようになります。
計算スピードを上げようとすると脳みそがフル回転します。
同じ計算を繰り返すというよりも、この脳みそをフル回転させるということが、計算カードの反復学習の本当の効果と考えていいでしょう。
もちろん、計算も速くなります。簡単な計算はスラスラできるっようになります。
毎日継続してやりますから、足し算引き算を使いこなすレベルに到達します。
計算が得意になりますから他の勉強への意欲もわいてきたりします。
ちょっとサボりたいと思ったけど続けてきたということが自分なら頑張れるという自信にもつながります。
国語の教科書の音読も足し算引き算の計算カードも反復することでいいことが詰まっているのです。
では、具体的な反覆学習の方法ですが、
- 勉強をする時間を決める
- 勉強の記録をする(計算は時間を計る)
- とにかく継続する
この3点につきます。
1、勉強をする時間を決める
まずは勉強をする時間を決めましょう。
朝でもいいですし、学校から帰ってからでもいいと思います。
「1日のどこかでする。」と決めるとどうしても面倒くさくなったり流されて継続できないことが多いようです。
なので、「この時間で、音読と計算カードを勉強をする。」というのを子供とともに決めることをおすすめします。
もちろん、親が付き合ってくださいね。
我が家は、食後の寝る前に取り組んでいました。
とはいえ、毎日必ずというルールではありません。
例えば、土日で出かけていて遊びつかれて9時に帰ってきたなんてときには、親が「今日は音読も計算カードもなし。早く寝なさい!」といった感じです。
でも、基本的には毎日やるという親子ルールにしていました。
実際に「あっ忘れた。」とか「疲れてできなかった。」というのを入れると1週間に1回は抜けているといった感じですね。
あまりカチカチに毎日必ずやると縛ってしまうと親も子供も疲れてしまいますからね。
でも理由も無く、子供が、今日はやりたくないというような駄々をこねているときには、「今日は、やらなくていいです。」とは言わずに厳しく取り組ませるようにしていました。
だいたい、音読と計算と15分程度で終わりますのでそれほどの負担にはなりません。
2、勉強の記録をする
これがとっても重要です。
国語の教科書の音読は、親が評価をします。
ポイントはこの程度です。
- 大きな声ではっきりと読めていた。
- つまずかずに読めた。
- 漢字が読めた。
これくらいのポイントで上手かった、ちょっとつまずいたね。程度の評価をするようにしていました。
子供は、上手く読めたと思ったらどうだった?ときいてくるようになります。
椿 「今日は、どうでしたか?」
パパ 「すっごい、上手に読めたと思うよ。2重丸です。」
というように評価をしてあげれば、明日につながっていきます。
さんすうの計算カードは、足し算引き算を一回ずつ取り組ませます。
はじめるときにストップウォッチを片手にスタートの合図で開始です。
時間を計っているので、途中で集中力が切れることが少なくなります。
足し算が終わったら、かかった時間を記録します。同じように引き算が終わったら、時間を記録します。
記録するのはノートでも何でもOKです。日付とタイムが記録できればいいのです。
これも、毎日継続をしていると次第に計算スピードが上がってきます。記録をつけることで計算スピードが上がっているのが目に見えてわかるようになります。
これは、子供も毎日取り組むことで進歩していることが目に見える形になりますので自信にもなりますし、毎日の積みかさねの大切さを体験させるにも役に立ちます。
3、とにかく継続する
毎日、国語の教科書の音読と算数の計算カードに取り組むクセがついてきたらとにかく継続をすることを目指してください。
これは、1年間継続する気持ちで取り組むことをおすすめします。
- 国語の教科書を毎日10分音読する
- 足し算・引き算を毎日10分解く
これを毎日積み重ねれば、1年生で習得するべき学力のほとんどを身につけられていると考えても言い過ぎではないと思っています。
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