小学1年生、2年生あたりでは、どれくらいの勉強時間を確保すればいいのでしょうか?
小学生1年生、2年生に必要な勉強時間 (管理人より)
ご質問をありがとうございました。
私は、1年生2年生の間は、30分程度の勉強時間で全く問題ないと思っています。
そのかわり、 集中して勉強をすることです。
毎日、平日だけでもいいのですが30分ずつ勉強をしていたらかなりの力が付きますよ。
力をつけるべきは、【読む力】と【計算力】と【漢字力】が中心となります。
この3つを重点的に鍛えればいいと思っています。
小学校 1年生、2年生 で勉強をするのは、国語と算数です。2年生の後半から九九が始まりますが、それ以外は音読・漢字と足し算・引き算が出来れば何の問題もありません。
毎日、反復練習をするのが3年生からの本格的な勉強の基礎となると考えています。
わたしが思う5つの注意点を書いておきますので参考にしていただければと思います。
1、勉強時間よりも大切なこと
2、小学1年生2年生に必要な勉強時間
3、規則正しい生活で勉強時間を定める
4、短い時間で家庭学習を習慣化する
5、親が一緒に勉強をする
1、勉強時間よりも大切なことは
この小学校1年、2年生のころに勉強時間よりも大切なことは、自信をつけさせることと勉強を嫌いにさせないことだと思っています。
勉強時間は、短きてもいいのです。集中力もそんなに長くは続きません。それよりも得意なことを作ってあげる事のほうが重要だと思っています。
例えば、1年生の漢字を早い段階で覚えてしまった。そうなることで「漢字なら全部覚えた。」と自信が生まれれますよね。授業で出てくる漢字はもうわかっているんですから。
すると、勉強へのやる気が起こってくるものです。
極論、時間は関係ないのです。1日5分だっていいと思います。
勉強自体に興味が出てくれば、おのずと勉強する時間は長くなっていくはずです。それでも30分から40分勉強をすれば十分だと思います。
初めから、勉強時間を決めてしまうのではなくて、徐々に長い時間(1日30分)の勉強ができるようになることを目指すべきだと思います。
結果が、毎日30分の勉強になれば大成功です。
2、小学1年生2年生の勉強時間
小学校1年生、2年生に 【1時間みっちり勉強をさせる】 なんていうのは考えられません。
勉強がとにかく好きで、自分から1時間でも2時間でも勉強をする。というのなら話は別です。
わたしは、1日 30分前後の勉強で十分 だと思っています。
実際に我が家の長女と次女は、30分程度の勉強で十二分な成績をとって来ています。
小学校は、勉強をするだけの場所ではありません。集団で生活をするということを体験する場でもあります。簡単に言えば、友達と仲良くする場でもあるのです。
ですから、幼稚園から環境ががらりと変わった低学年のこの時期は、友達と一緒に遊ぶことも重要な勉強と考えています。
コミュニケーションの取り方、集団の中での自分の気持ちの出し方、立ち振る舞い方。
いろいろな事を勉強しています。
学力だけが全てではない時期と思います。
低学年だからこそ、クラスの友達たちと遊ぶというところにも力を入れてもいいと思っています。
3、規則正しい生活で勉強時間を定める
ただ、勉強の習慣はこの1年生、2年生の時期にしっかりと身に着けていったほうがいいのも事実です。
習慣をつけるにはまずはじめに規則正しい生活が必要と考えています。
規則正しい生活が出来ていないと、なかなか勉強の習慣は身につかないといっていいでしょう。
不規則な生活だと一日のリズムを作りずらいのです。毎日一定のリズムで生活が出来ません。
その影響で、調子のいい日や悪い日。気分にも波ができてしまいます。
毎日、一定のリズムで規則正しい生活をすることで、調子のムラも気持ちの波もなくなっていきます。
・寝る時間を決めて、起きる時間を決める。
・休日もそれを崩さないようにする。(たまには崩れますけどね。)
たったこれだけ。
勉強の習慣を身に着けるには、【決まった時間に寝る】【決まった時間に起きる】の規則正しい生活をすることです。
意外とこれが抜けていて、勉強の習慣が身につかないことがあるようです。
基礎期正しい生活をすることで、決まった時間に勉強する時間を確保できるようになるんです。
4、短い時間でも家庭学習を習慣化する
中学受検をしないのであれば、塾が要らなくなります。
それくらい、毎日少しずつ家庭学習をすることの効果は絶大です。
時間を決めて取り組むのはもちろんですが、時間の長さに関係なく集中して取り組むことのほうが 重要です。
やらされている感満載で、1時間机に向かうよりもやるぞと思って 10分集中したほうが身のある勉強ができるからです。
まずは、毎日の勉強を習慣化するために簡単な勉強でもいいですから、決めた時間(10分でもいいんです。)しっかりと集中して勉強をさせることを目指してください。
短い時間でも家庭学習を続けていれば、学ぶことでの知的好奇心が刺激されてできないことができるようになります。
出来ないことができるようになったと実感できれば、 誰もがうれしく、楽しく感じるものです。
勉強をして、【うれしい】【楽しい】 と思う気持ちをどれだけうまく刺激できるかが毎日の勉強を習慣化するカギなのです。
5、親が一緒に勉強をする
親が一緒に勉強すると書くと子供と一緒にテーブルに30分間座って勉強に付き合うというイメージをするかもしれませんがそうではありません。
家勉は、理文具ですることをおススメしていますが、キッチンにいて食事の支度をしながらでもいいのです。
ただ、勉強をしている子供を気にかけているという気持ちが伝わればいいのです。
だから、家事や読書など他の事をしながらも【子供に声をかける】ということをすればいいのです。
進みが遅いようであれば、【どうしたの?何かわからないことがある?】と聞いてください。
勉強をしている最中に手を出すというよりも見ていてあげる。近くにいてあげることが重要なんです。
そして、勉強が終わったら必ず【評価】をしてあげてください。 忘れてはいけないのは評価することなんです。
ちゃんと出来ていたのであれば普通の○よりも花○の法が喜びます。これも評価です。
間違っていることをわかるまで教えてあげる。わからないところを一緒に見直すのも評価です。
できていることを褒めてあげて、できなかった部分を教えてあげたり気づかせてあげる。
親が、わかる。わかった。に導いてあげることが重要なんです。
家庭学習で親が参加してあげると子供のこころが満足するのです。
まだ小学校1年生、2年生あたりだと親に甘えたい年齢ですよね。
親が勉強を見てくれる、一緒に考えてくれる。勉強を通してコミュニケーションをとれるということで満たされるんですね。
そうすると新しい知識を身に着けることでの充実感や親と一緒に時間を過ごすことでの充実感で
【 勉強 = いいこと・楽しいこと 】
ととなっていきます。
勉強がめんどくさいと思う子供がほとんどでしょうか。我が家も例外ではありません。(^^;
すこしでも【勉強=いいこと・楽しいこと】という気持ちを持たせられると家庭学習を習慣化できる可能性が高くなっていきます。
よく言われるのが、
1週間続ければ、頑張ってみようと思える。
2週間頑張れば、ここでやめちゃいけないなと思える。
3週間続ければ、やらないことに違和感を感じるようになる。
こんな気持ちを育ててあげらればいいなと思っています。
小学校1年生、2年生ですから、親がサポートをしてあげないと毎日の勉強を続けることは難しいでしょう。
家庭学習を習慣化させたいのであれば、子供をおだてて、乗せて、続けらるように導いてあげてください。
やったこと、積み重ねたことはかならず力(成績や自信)になって戻ってきます。
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